認知症の進行に伴う、尿や便の不始末には

2015年2月17日

認知症の進行にしたがって、妄想・徘徊・暴言など、見守りや介護を要する症状が出てくることがあります。なかでも尿・便の不始末、とくに、自宅内あちこちで放尿や便失禁がみられるようになると、ご家族の肉体的・精神的負担が極限に達し、施設入所に至るきっかけとなることもしばしば見受けられます。

認知症に多く携わってきた泌尿器科医として、ご自宅での生活を拝見し病状を把握したうえで、排尿・排便の問題が少しでも改善に向かえるよう、生活療法や薬物療法などの方策をご提案いたします。