診療内容
外来診療
おしっこの問題、およびそれに派生する健康問題について、泌尿器科学を含めた医学的見地から全人的に対処いたします。
日常よく遭遇する頻尿や尿もれをはじめ、泌尿器・男性生殖器の病気に対応します。また、癌など高度医療を要する疾患につきましては適切な高次病院と相談の上、かかりつけ泌尿器科医としての役割を担います。
検査・手術
泌尿器科的・内科的理学検査、血液・尿検査、癌検査(PSA、尿細胞診等)、各種ホルモン検査、超音波検査(腹部・前立腺・陰部)、尿流測定検査など。
レントゲン・CT検査、膀胱内視鏡検査は大阪赤十字病院、MRI検査は上本町画像診断クリニックに依頼しています。
夜間頻尿に関連し、睡眠時無呼吸症候群の簡易検査も承ります(要予約)。
在宅医療
当院では、病気などのため通院できない方も医療が受けられるよう、往診・訪問診療を行っております。当院は、「在宅療養支援診療所」の認可を受けており、あらかじめ登録している自宅療養中の方について、24時間対応できる態勢を整えています。
泌尿器科・排尿管理だけでなく、寝たきり、認知症等、全身医学管理にも可能な限り対応いたします。寝たきりの方の尿路感染症の治療や、おむつ・バルンをはずす試みについても承ります。
往診・訪問診療エリアは、原則として当院からおおむね徒歩8分圏内としておりますが、まずはお問い合わせください。
一人暮らし高齢者の健康支援
普段は外出されていても、医療機関での待ち時間が長くて通院できなかったり、体調のわるいときは外出できない、外来受診困難な方も多くいらっしゃると思います。とくに一人暮らしのご高齢の方は、ちょっとした介助が必要なときや、体調が急変し助けを呼びたいときにもそれがかないません。
当院では、一人暮らしの方の健康支援を行います。来院困難な方については、定期的な訪問による診察で普段の健康状態を把握しておくことで、体調変化時により的確な対応ができるものと考えています。離れて暮らしていらっしゃるご家族の方にも、定期的に健康状態等をご報告いたします。ぜひご相談ください。
自由診療
がん免疫細胞療法、男性更年期、ED治療、ビタミン等点滴治療、泌尿器科検診、自費訪問診療 等
詳しくは、自由診療部門のページをご覧ください。
お気軽にご相談ください
おしっこの調子が悪い
頻尿、尿失禁、尿勢低下、排尿痛など。膀胱炎、過活動膀胱、前立腺肥大症をはじめとする泌尿器科疾患だけでなく、糖尿病、高血圧症、心不全、腎臓病、不眠症、脳・神経の病気、脊椎の病気、ホルモンの病気、精神の病気等、おしっこの調子はさまざまな疾患と関連しています。
尿の色がおかしい
血尿、膿尿、濃縮尿、黄疸、乳び尿、薬剤の影響など。おしっこに血や膿が混じるのは、尿路感染症、尿路結石、泌尿器癌など、泌尿器科疾患と強く関連しています。ほか、腎臓病、肝臓病、血液疾患、脱水症、飲み薬、ドリンク剤などでもおしっこの色が変わります。
膀胱炎?・前立腺の病気?
膀胱炎・前立腺肥大症などの膀胱・前立腺の病気については、問診や泌尿器科的診察に加えて、血液・尿検査、尿流測定検査、超音波検査などにより治療法を考慮します。膀胱粘膜より深い部分が損傷される間質性膀胱炎の診断や治療は、高次病院と協力の上行います。
癌かも?
泌尿器科においても、悪性の病気がみつかることがあります。膀胱癌、前立腺癌、腎癌、尿管癌、尿道癌、陰茎癌、副腎癌、精巣腫瘍、後腹膜腫瘍、悪性リンパ腫など。高次病院と相談の上、かかりつけ泌尿器科医としての役割を担います。
精巣の病気?
陰嚢内容が腫れて大きくなったり、痛むことがあります。精巣上体炎、精巣捻転、陰嚢水腫、精巣炎、精巣腫瘍、陰嚢浮腫など。それぞれに特徴的な所見があり、診断・適切な治療を行います。
腎臓の病気?
腎臓の働きは血液・尿検査で、形態は超音波検査で評価します。腎不全は腎臓内科と相談の上治療します。腎臓に細菌が感染する腎盂腎炎は、充分な抗生物質による治療、全身の体力の回復をはかります。腎腫瘍や尿路結石は、ほかの医療機関でCT・レントゲン検査を追加し、診断・治療します。
性病かも?
淋菌性尿道炎、クラミジアやそのほかの菌による尿道炎が代表的です。ほか、梅毒、ある種の肝炎、エイズなど。性感染症は適切に診断しないと治りにくいだけでなく、放置すると全身が蝕まれ、また、パートナーとうつしあいをしてしまうため、できるだけ早期に診断・治療を行う必要があります。
元気がない
加齢のほか、喫煙、高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、うつ病、前立腺肥大症、慢性腎臓病、睡眠時無呼吸症候群、神経疾患、心血管疾患と、「元気がない」=勃起不全との関連がいわれています。薬物療法をお考えの際は、副作用も知った上で「本物」の薬を使用することを強くお勧めします。
男性更年期かも?
年齢を重ねると男性としての元気がなく、うつ傾向になることがあります。その原因のひとつに、男性ホルモン分泌の減少が考えられます。男性ホルモンを薬で補充することにより症状が改善し、体調が良くなるかもしれません。血液検査で男性ホルモンがすくないかが分かります。